下顎前突症 受け口(その7)/好田矯正歯科 受け口 歯ならび 親知らず 大阪 茨木 京都 兵庫 神戸 高槻 吹田 豊中 池田 宝塚 舌側 裏側 リンガル  治療終了後10年間経過していますが、良好な治療結果が維持されています。 JR京都線茨木駅(大阪)の好田矯正歯科(日本矯正歯科学会認定医)">


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 下顎前突症
  (その7)


下顎前突症の7番目の症例をご紹介します。
先天欠如(生まれつき歯の数が少ない)で4本歯の少ないの症例でしたが治療目標は問題なく達成しました。 治療終了後10年間経過していますが、良好な治療結果が維持されています。

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治療前  28歳 社会人女性 
患者さんの訴えでは、前歯が”受け口”状態であることと、凸凹の改善を主訴としておいでになりました。
 
お口元の写真
やや受け口の骨格をしておられるようにお見受けします。
下の唇がやや出ているように見えます。 
 
  お口の中の写真 
上顎前歯の2本が内側に入り込んでいます。 
下の前歯が大きく見えます、なぜでしょう?
良くみて下さいね。 
上顎で小臼歯が2本、下顎で前歯(側切歯)2本が足りません。 先天欠如といって生まれつき歯の数が少ないのです。
上顎の歯は前から 1234 678となります。
下顎の歯は前から 1 345678となります。

このように歯の種類が上下で異なる場合にはボルトン分析が有功です。 
症例の難度は高いですが、原則どおりに行えば良好な治療結果は約束されています。
治療方針
上下顎の第三大臼歯4本を抜歯します。
下顎の歯列全体を後方へ移動させます。これに加えて、
ボルトン分析
  ”下顎の前歯が6.2mm大きい”
と結果をだしています。下顎のどこかの歯の幅を小さくしないといけません。
つまり
”歯を削る”必要があるのです。 

歯を削るには抵抗感がありますが、そうしないと上下の歯が正しく咬みこみません。

さあ、好田先生はどうしたのでしょうか?

 
★ボルトン分析
あとから詳しく解説します。
 



 
治療後 1年8ヶ月の動的治療を行いました。 


お口元の写真
 
変化が明瞭ではありません、元々から整ったお口元でした。
上唇が少し前に出て、下唇部分が引っ込んだように見えます。
 
 
お口の中の写真
奥歯の上下のかみ合わせは、1対2歯に咬みこみ良好な状態です。
この方は、最初に述べたように受け口の骨格です。下顎前突症といいます。上顎よりも下顎の方が前にあります。こういう人の場合、治療が終えたときの前歯の傾斜は写真のようになります。上顎前歯は傾斜して前へ、下顎前歯は内側に傾斜する。これは骨格に合わせた前歯の配列の仕方で、この原則を大きく変更することはできません。制限のある中での治療ですが、よくできたと思います。

評価
ボルトン分析が下顎の6本の前歯犬歯が6.2mm大きいといったとしても、それほど歯を削れるわけではありません。
無茶すると虫歯になってしまいますからねえ。
エナメル質を少し薄くする程度なので、犬歯と第一小臼歯に少しずつ分散して3mm程度削りました。
治療前後の写真を見比べるとわかりますよ。

”麻酔はしたかって?” 麻酔はしません。 
”痛いんじゃないかって?” 痛くありません。 

痛みの出ない範囲で行います。 
それが削りすぎない安全なやり方です。 
削った部分は丁寧に研磨して、フッ化物で虫歯予防をします。
ご安心下さい、虫歯にはならないですね。

 
  患者さんのご感想

治療の進め方や、現時点の結果について

 結果にはとても満足しています。期間も思ったより短かったです。

先生への言葉
 治療が始まる前に、他に2か所に相談に行きました。 (今ならもう言ってもいいでしょう?)  

そうしたら、1ヶ所目は ”手術をしないといけないかもしれない。”  といわれました。 

2ヶ所目は、 ”こんなのは診たことがないので、できるかどうかやってみないと判わからない” と言われてとても不安になっていました。

好田先生は、”こうすれば治る”ということをとても合理的にお話していただいたので、安心して治療をお任せできると思いました。 実際の治療では手術も必要なかったし、割と楽にすすんだのに、前の2か所の説明は一体何だったんだろう、とも思います。

矯正の先生の腕が変わればこんなにも治療がかわるのか、と驚きます。 と同時に、先生のおかげで私はとても幸福な結果を得られたのだと嬉しく思います。

好田先生から
ボルトン分析を行うことが的確な治療方針を明示してくれます。 
経験をつめばあえてこの細かな分析を行わなくても、下顎の歯の要素(成分)が大きいことは容易に予測がつきます。 でも、実際に計測して客観的に見て頂かないと患者さんは納得がゆかないでしょう?

        

●ボルトン分析
1959年にワシントン大学のBolton助教授によって考案された分析方法です。 ノギスをあてて歯の幅径(はば)を計測してゆきます(写真)。

上下顎12+12本でみる場合と、上下顎前歯のみ6+6本で見る場合があります。 歯の幅を計測して上顎のすべての歯の幅の合計値と下顎の合計値の比率をみて判断をします。 正常な場合には一定の比率になることが知られています。 この比率に比べて当該の症例がどうかを比較するのです。 

今回は両方の場合で検討をしました。 いずれも下顎の歯の幅の合計が大きいと分析されました。

コンピューターの時代にクラッシックな方法ですが、人の体には今も昔もなく、地味ですが大変に的確な良い分析です。 これはかなり細かくて面倒な作業ですが、地道に行わなくてはならないことです。 

この分析によって、自分が何を行えばよいのかが簡単にわかります。
また、話がとても合理的なことになので、患者さんに納得していただくのも容易です。

この症例では、6.2mmの問題点を3mm削ることで解決しました。
あと3.2mm分の問題が残っているので、全体として少し浅いかみ合わせになっています。 しかし、これ以上削ることは無理と思うので、この程度なら辛抱できる範囲と判断しました。

          

 
治療後10年経過 10年経過しました 


お口元の写真
 
変化はほとんどありません。いつまでもお若いですねえ。
 

お口の中の写真
 
奥歯の上下のかみ合わせは、1対2歯に咬みこみ良好な状態です。治療が終了したときとほとんど変化がありません。
虫歯も増えていませんし、歯肉も良好に見えます。

 このようにうまく経過することは少ないです。多少は動いてしまうことはあります。

 この方が、保定装置(リテーナー)をしっかり使って頂いているからかもしれません。








   

好田矯正歯科   茨木市駅前1-2-24  TEL 0726-20-6048  

   

●サイトの作製責任者 院長 好田春樹  歯学博士 日本矯正歯科学会認定医 日本矯正歯科学会専門医
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