好田矯正歯科/症例(治療例)

 
 

  


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  上顎前突症
  (その5


上顎前突症の5番目の症例をご紹介します。
上の前歯が出ていたのですが、上の小臼歯2本の抜歯で良好な治療結果が得られました。 
好田矯正歯科の基本的コンセプトにしたがって行った症例です。 

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好田矯正歯科 大阪府茨木市駅前1-2-24  TEL 072-620-6048

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治療前 

22歳、成人女性 上の前歯の出ていることがいやなことと、
笑ったときに歯ぐきが露出するのをなんとか治したいということです。 
確かに歯ぐきまで出てるなーて感じがしますね。 
 この方はなかなか治療開始を決断できず、同意をいただくのに説明の時間をかけました。
 結局、抜歯が怖かったようですね。 
そこで、ご希望にあわせて抜歯抜歯本数の少ない方法を選択してみました。 
さあ、どのような治療内容になったでしょうか、読んでいくとわかりますよ。
 

 

お口の中の写真 
上顎の歯列がV字型に前に突出し、個々の歯は凸凹しています。 上顎前歯の2本が特に前に傾斜して出ています。(左上写真)
歯の根元の歯ぐきも同時に出ていますね。  この出方はかなりの量です。
(右中下写真)
下顎の歯列も上顎同様にV型をしています。 そして前歯に集中して叢生(凸凹)が存在します。 また、親知らずが両側にありました(片側は傾斜)。

前歯のかみ合わせは深くて下顎前歯はほとんど前から見えない状態です。  そして、上下の前歯には前後的な差が大きすぎます。 これでは前歯で食物が噛み切りにくいはずです。 前歯の機能が十分に果たせない状態と考えられます。矯正治療が絶対に必要な症例です。

(右中下写真)

診断 
骨格が原因の出っぱ(上顎前突症)です。

治療方針 
 この様な症例では上顎のみ抜歯し、下顎を抜歯しない場合があります。
下顎には凸凹があるので抜歯をしてもいいのですが、今回はあえてご本人のご希望で抜歯本数を減らす方向で、下顎の小臼歯は抜歯しませんでした。
ただし、下顎の親知らずは斜めに生えていたので抜歯させていただきました。

使用装置
歯の外側のエッジワイズ装置



 
 

治療後 

2年4ヶ月の動的治療を行いました。 
治療が始まるときは抜歯を説得するのに手間取りましたが、
治療が始まれば治療に理解があり協力的な方で、良い治療結果にむすびつきました。 
このケースは時間を十分にかけて存分に治療をさせていただいたという満足感がありますね。 
 しかし、きびしく見ればまだ出ているかなあという感じも残ります。  
この点について後ほど下記の模型の写真で解説します。

 

お口の中の写真 
上下前歯の状態はたいへん良くなりましたね。 改善が見られます。 上下の前歯の前後的差が少なくなり、前歯の食物を噛み切る機能は改善されました。 ほぼ,問題ない状態です。 歯列のアーチの型もV型からU型に改善されました。 機能する姿は見た目も美しくものですね。 


上の前歯の出た感じや、歯の根元の歯ぐきからでていたものがへっこみました。 歯の根っこ(歯根、しこん)がへっこめば、その周囲の骨や歯ぐきも同様にへっこみます。 歯根の周囲の骨がへこむことで、上のはぐきの後退が可能となるのです。 


この症例ではご相談の上、上顎の親知らずに装置をつけて配列しました(左上写真)。  このために治療期間が4ヶ月ほど延長してしまいました。 しかし、一番うしろの見えにくい部分ですが、”いい仕事”が提供できたと満足しています。 前歯の見える部分も大事ですが、奥歯の見えない部分で患者さんにわからないとこまでもしっかりと治療をすることは大事です。 (私はこういう治療は好きですね。)  



 
模型での評価 
 

治療前

治療後
治療前の模型
今回の治療では上の第一小臼歯(4の歯)と下顎の第三大臼歯(8の歯、親知らず)を抜歯しました。 上顎の第三大臼歯(8の歯)はかなり悪い位置にありました。 抜歯してしまえば簡単だったのですが、せっかくのご希望でしたので、
なんとか治療してみようと試みました。

治療後の模型 
上顎の前歯が傾斜してかなり後退しました。 模型の横の長
からみても明らかです。 上顎の4を抜歯したのでありませんね。 上顎の5、6、7を前にもってきて、この様な安定した奥歯の正しいかみ合わせを構成するのです。 上顎だけ4を抜歯する場合には、上顎の8をこのようにして利用することが可能なのです。
 
治療期間は2年4ヶ月かかりましたが、もし上顎の親知らずを抜歯していればあと4−5ヶ月程度期間を短縮できたはずです。  しかし、患者さんとの相談の結果、期間が少々延びても親知らずを生かした治療をすることができて良かったと思います。 患者さんもお喜びです。 
  
成人の矯正治療では、患者さんのニーズに合わせた治療が必要ですが、 この方は何よりも抜歯の恐怖感を訴えておられましたので、抜歯の本数を減らすこのできるような治療を行いました。 上顎の親知らずも有効に利用し良い結果であったと思います。。 何よりも患者さんご本人がご満足をされているので良かったと思いました。  
 
 さて、お口元の改善が足りないというご意見の方には、更なる高度な治療を考慮しております。 上記のブルーの模型の状態から、上顎は第一大臼歯(6の歯)と下顎の第一小臼歯(4の歯)を追加で抜歯し空隙を閉鎖します。 治療期間は1年程度延びることになりますが、歯の数のバランスは問題がございません。 より良い状態に近づけることが可能です。

このレベルの治療は患者さんとのインフォームドコンセントを十分に済ませたうえで行います。 びっくりでしょう? 治療のやり方というのは色々とあるのです。 このへんは治療を行う技術者の知識と経験、つまり”ふところの深さ”ということになるでし
ょう。
●ここまでの治療費(消費税含む、令和元年5月1日現在)
検査料5.8万円
矯正料69万円
再診料3800円x28回

この治療で生じる可能性がある一般的リスク説明
◆すべての治療が計画通りに行くとは限りません。努力しても目標に到達できないこともあります。
様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する場合があります。
矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。治療開始は慎重な決断が必要です。
◆上記の治療期間はおおよその目安で、歯の動き方や治療内容に個人差があるので治療期間が延長することがあります。
最初は矯正装置による不快感、お口の内側に痛み等があります。装置に慣れる期間が必要です。
◆歯の移動時には浮いたような感じがあり、痛みを伴うことがあります。
装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療にはあなたのご協力が非常に重 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
治療中は装置が付いているため歯が磨きにくくなります。治療中にはしっかりと歯と歯ぐきの清掃をしないと虫歯や歯周病ができることがあります。
◆口腔衛生管理はあなたの自己責任でしっかりと行ってください。定期的なメンテナンスも積極的に受けてください。
◆症例によっては、歯が動いて 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
◆症例によっては、歯ぐきが退縮する場合があります。
◆症例によっては、歯根吸収が生じて短くなる場合があります。
◆症例によっては、歯髄の
神経が障害を受けて歯髄壊死が生じる場合があります。
◆症例によっては、
歯と骨が癒着していて歯が動かない場合があります。
◆症例によっては、金属等のアレルギー症状が出る場合があります。
◆症例によっては、歯を失う場合があります。
◆関節の状況が元々よくない人は、
「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症が発症することがあります。
◆症例によっては、歯が破接する場合があります。

◆症例によっては、歯の表層のエナメル質に元からあるクラック(ひび)が目立つことがあります。
◆人工物が装着されている歯は、傷ついたり破折したりすることがあります。

◆人工物が装着されている歯は、人工物と歯の継ぎ目が目立つことがあります。
◆人工物が装着されている歯は、矯正治療前中後に作り直さないといけないことがあります。

矯正装置を誤飲する場合がありますのでご注意ください。
矯正用アンカースクリューを複数本数使用する可能性があります。
◆ストリッピング、カウンタリングといって歯と歯の間や歯の先端の形を整えたり、咬み合わせの微調整のために歯を削ることがあります。
◆矯正 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。
 ※エナメル質には元からクラック(ひび)があります。このクラックは経年的に増えてゆきます。
◆矯正 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。再治療等が必要になる こともあります。
◆矯正
装置が外れた後、保定装置をしっかり使用しても歯は少し動いたり隙間があいたりすることがあります。
◆これをできるだけ最小限にとどめるために保定処置できるだけ長く使用しましょう。
◆矯正
装置が外れた後、骨格の成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する場合があります。
◆矯正装置が外れた後、加齢や歯周病等により歯を支えている骨が吸収すると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。
◆矯正装置が外れた後、第三大臼歯を(親知らず)を抜歯しないと思わぬ悪い結果につながることがあります。
◆治療は長期になります。 将来、その他不測の事柄が現れることもあります。

◆装置の作製、撤去には長い時間が必要です。 あなたのご協力をお願いします。

◆治療の予約時間は、混雑時には常にご希望のとおりにできないことがあります。
◆できるだけ毎回説明を含めながら治療をすすめますが、お口の状態は毎回変化しますので、  説明内容や治療手順は前回の説明と細かな点で異なることもあります。
◆矯正料はご予定の期日までに郵便振込でお支払い下さい。お支払方法は治療の進行に従って分割でお支払いください。
◆矯正料のお支払いが予定期日より大きく遅れますと、治療を継続できなくなることがあります。
◆虫歯の検診や治療費および抜歯等の外科的処置は上記の矯正費用に含まれていません。
矯正用アンカースクリュー(矯正用インプラント)の費用はすべて含まれています。
白いワイヤーのご使用は、一回あたり追加費用1500円が必要です。ただし、治療段階によってご使用いただけないことがあります。
◆治療に必要な歯ブラシはご購入いただきます。
◆あなたの結婚式等の自己都合で装置を撤去ご希望の場合、5000/歯の別の費用が必要です。
◆上あご前歯にはセラミック製装置を使用します。
◆下あご前歯には金属製装置を使用します。セラミック製装置を使用すると上あご前歯の先が欠けてしまうことがあるからです。
  それでもセラミック製装置を使用して生じる問題については患者様の自己責任となります。
 セラミック製装置から金属装置への交換は、5000/歯の費用が必要です。
◆矯正装置を紛失または破損されますと、再診料に加えて別途費用(材料費等)が発生します。(1000-20000)
◆領収書は再発行しておりませんので大切に保管しましょう。
◆再診料は将来改訂されることがありますのでご了解ください。
◆当院では、治療内容や結果を学会等で学術的な目的に使用する場合があります。

                                                                                                                         


   

好田矯正歯科   茨木市駅前1-2-24  TEL 0726-20-6048  

 

●サイトの作製責任者 院長 好田春樹  歯学博士 
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