好田矯正歯科/症例(治療例)

 
 

  


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  上顎前突症
  (その5


上顎前突症の5番目の症例をご紹介します。
上の前歯が出ていたのですが、上の小臼歯2本の抜歯で良好な治療結果が得られました。 
好田矯正歯科の基本的コンセプトにしたがって行った症例です。 

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治療前 


お口元の写真

明らかに骨格が原因の上顎前突症(出っ歯)ですね。 
鼻の下の骨の部分がかなり前にでている様子ですね。 
特に笑った横顔のお口元で、上くちびるがめくれ上がるようになり、
明らかに歯ぐきが露出してしまいます。 典型的によく見られるパターンです。 
決して難しいケースではありません


22歳、成人女性 上の前歯の出ていることがいやなことと、
笑ったときに歯ぐきが露出するのをなんとか治したいということです。 
確かに歯ぐきまで出てるなーて感じがしますね。 
 この方はなかなか治療開始を決断できず、同意をいただくのに説明の時間をかけました。
 結局、抜歯が怖かったようですね。 
そこで、ご希望にあわせて抜歯抜歯本数の少ない方法を選択してみました。 
さあ、どのような治療内容になったでしょうか、読んでいくとわかりますよ。
 

 

お口の中の写真 
上顎の歯列がV字型に前に突出し、個々の歯は凸凹しています。 上顎前歯の2本が特に前に傾斜して出ています。(左上写真)
歯の根元の歯ぐきも同時に出ていますね。  この出方はかなりの量です。
(右中下写真)
下顎の歯列も上顎同様にV型をしています。 そして前歯に集中して叢生(凸凹)が存在します。 また、親知らずが両側にありました(片側は傾斜)。

前歯のかみ合わせは深くて下顎前歯はほとんど前から見えない状態です。  そして、上下の前歯には前後的な差が大きすぎます。 これでは前歯で食物が噛み切りにくいはずです。 前歯の機能が十分に果たせない状態と考えられます。矯正治療が絶対に必要な症例です。

(右中下写真)

診断と治療方針
 
骨格が原因の出っぱ(上顎前突症)です。 この様な症例では上顎のみ抜歯し、下顎を抜歯しない場合があります。
下顎には凸凹があるので抜歯をしてもいいのですが、今回はあえてご本人のご希望で抜歯本数を減らす方向で、下顎の小臼歯は抜歯しませんでした。
ただし、下顎の親知らずは斜めに生えていたので抜歯させていただきました。


 
 

治療後 


2年4ヶ月
の動的治療を行いました。 
治療が始まるときは抜歯を説得するのに手間取りましたが、
治療が始まれば治療に理解があり協力的な方で、良い治療結果にむすびつきました。 
このケースは時間を十分にかけて存分に治療をさせていただいたという満足感がありますね。 


お口元の写真 かなりの有効な結果が得られたのではないでしょうか。 
笑ったときの前歯の見え方が別人のようにみえませんか?  
鼻の下の部分もへッこんですっきりした感じです。 
患者さんは、かなり改善できているということで十分にご満足されていました。 
 しかし、きびしく見ればまだ出ているかなあという感じも残ります。  
この点について後ほど下記の模型の写真で解説します。

 

お口の中の写真 
上下前歯の状態はたいへん良くなりましたね。 ほぼ、完璧な状態に仕上がっています。 上下の前歯の前後的差が少なくなり、前歯の食物を噛み切る機能はたいへんに改善されました。 ほぼ,理想的な状態です。 歯列のアーチの型もV型からU型に改善されました。 機能する姿は見た目も美しくものですね。 


上の前歯の出た感じや、歯の根元の歯ぐきからでていたものがへっこみました。 歯の根っこ(歯根、しこん)がへっこめば、その周囲の骨や歯ぐきも同様にへっこみます。 このような骨の変化を”骨の改造”といいます。 私の上顎前突症の治療では、この様な骨の改造を利用した治療を一般的に行うことが可能です。 歯根の周囲の骨がへこむことで、上のはぐきの後退が可能となるのです。 


この症例ではご相談の上、上顎の親知らずに装置をつけて配列しました(左上写真)。  このために治療期間が4ヶ月ほど延長してしまいました。 しかし、一番うしろの見えにくい部分ですが、”いい仕事”が提供できたと満足しています。 前歯の見える部分も大事ですが、奥歯の見えない部分で患者さんにわからないとこまでもしっかりと治療をすることは大事です。 (私はこういう治療は好きですね。)  



 
模型での評価 
 

治療前

治療後
治療前の模型
今回の治療では上の第一小臼歯(4の歯)と下顎の第三大臼歯(8の歯、親知らず)を抜歯しました。 上顎の第三大臼歯(8の歯)はかなり悪い位置にありました。 抜歯してしまえば簡単だったのですが、せっかくのご希望でしたので、
なんとか治療してみようと試みました。

治療後の模型 
上顎の前歯が傾斜してかなり後退しました。 模型の横の長
からみても明らかです。 上顎の4を抜歯したのでありませんね。 上顎の5、6、7を前にもってきて、この様な安定した奥歯の正しいかみ合わせを構成するのです。 上顎だけ4を抜歯する場合には、上顎の8をこのようにして利用することが可能なのです。
 
治療期間は2年4ヶ月かかりましたが、もし上顎の親知らずを抜歯していればあと4−5ヶ月程度期間を短縮できたはずです。  しかし、患者さんとの相談の結果、期間が少々延びても親知らずを生かした治療をすることができて良かったと思います。 患者さんもお喜びです。 
  
成人の矯正治療では、患者さんのニーズに合わせた治療が必要ですが、 この方は何よりも抜歯の恐怖感を訴えておられましたので、抜歯の本数を減らすこのできるような治療を行いました。 上顎の親知らずも有効に利用し良い結果であったと思います。。 何よりも患者さんご本人がご満足をされているので良かったと思いました。  
 
 さて、お口元の改善が足りないというご意見の方には、更なる高度な治療を考慮しております。 上記のブルーの模型の状態から、上顎は第一大臼歯(6の歯)と下顎の第一小臼歯(4の歯)を追加で抜歯し空隙を閉鎖します。 治療期間は1年程度延びることになりますが、歯の数のバランスは問題がございません。 より完璧な状態に近づけることが可能です。

このレベルの治療は患者さんとのインフォームドコンセントを十分に済ませたうえで行います。 びっくりでしょう? 治療のやり方というのは色々とあるのです。 このへんは治療を行う技術者の知識と経験、つまり”ふところの深さ”ということになるでし
ょう。
 

                                                                                                                         


   

好田矯正歯科   茨木市駅前1-2-24  TEL 0726-20-6048  

 

●サイトの作製責任者 院長 好田春樹  歯学博士 日本矯正歯科学会認定医 日本矯正歯科学会専門医  
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