好田矯正歯科/症例(治療例)

 
 

  


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 上顎前突症
 (その14)

上顎前突症の14番目の症例をご紹介します。
19歳 女子学生。笑うと上顎の歯ぐきが露出するガミースマイルを伴った
上顎前突症例です。 上下顎2本ずつ4本抜歯で治療した例です。

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好田矯正歯科 大阪府茨木市駅前1-2-24  TEL 072-620-6048

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治療前 

19歳 女子学生
この方は、お口元が出ていることとオトガイがないことを気にされています。
笑ったときに上顎の歯ぐきがとても目立ちますね。ガミースマイルといいます。 

お口元の写真

上下の唇がかなり出ています。そのため、下唇の下側に横真一文字に暗く溝が見えてしまいます。オトガイ唇溝といいます。できれば改善して差し上げたいところです。
上顎前歯の先端に上唇が引っかかるようになっているのでしょう。
お口を閉じてもらっていますが、前歯が少しのぞいています。きっと、力を入れないと閉じにくいはずです。
笑って頂きますと、歯ぐきが目立ちます。これもなんとかしないといけませんねえ。
 当院では、ガミースマイルの改善には積極的に取り組んでいます。

 
お口の中の写真 
上下歯列ともに軽度の叢生(でこぼこのこと)があります。この程度の叢生を改善するには抜歯は必要ありません。
しかしながら、上顎前歯の傾斜はさほどの突出とまでは言えないものの前方位にあることは間違いありません。
しかも、上下の唇がかなり出ていました。上顎前歯が下方に伸びて、上顎前歯の先端が下唇を押し出しているためなのです。これにより、下顎前歯半分以上が見えない状況です。

これを過蓋咬合(かがいこうごう)といいます。程度は中程度から高難度になります。


奥歯の上下のかみ合わせ関係を見ると、上顎の奥歯が下顎の奥歯よりも少し(3-3.5mm)前にある関係です。
中程度の”U級大臼歯関係” と呼びます。

上顎前歯の前突は少ないですが前方で下方に位置している難度の高い”上顎前突症”または”出っ歯”に分類される不正咬合です。

診断 
前歯の過蓋咬合と叢生とガミースマイルを伴う上顎前突症

治療方針
上顎前歯の傾斜を正しくします。前歯は内側に傾斜させて後退させます。上顎前歯の根っこの位置も後退できれば、歯
 ぐきの位置もへっ込みます。
 このためには空隙が必要です。上顎小臼歯を2本抜歯して空隙を作ります。
 

下顎前歯には叢生がありますが抜歯はしません。歯列を横方向に広げることで叢生を改善します。

上顎前歯を圧下(骨にめり込ませること)+後退させるのがこの治療の主な目的です。
 上顎前歯の圧下にもスペースが必要なのです。これは一般に知られていることではないですがとても大事なことなので
 す。
 
過蓋咬合とガミースマイルの改善に、上顎前歯を圧下(骨にめり込ませる)します。
 (これはとても困難な治療目標となります。2-13 の症例では下顎前歯が伸び上っていましたが、この症例では上顎前歯が下に伸びています。対応が変わります。)

 上顎前歯の圧下には歯科矯正用アンカースクリュー(OAS、矯正用インプラントのこと)の出現で可能になりました。

使用装置
歯の外側のエッジワイズ装置

 

治療中1

上記の治療方針の3を進めています。
上顎前歯を圧下(骨にめり込ませる)しようとしています。
治療中2


上顎前歯の圧下が進んでいます。
上顎前歯の先端の位置が上がって、下顎前歯が良く見えるようになっています。
この方法の特徴は上顎前歯が傾斜して前に出てくることです。
しかし、それは改善できます。
次のステージでは、上顎第一小臼歯を抜歯します。
その空隙を使って上顎前歯を後退させます。それによって傾斜は簡単に改善できるのです。

 

 

治療後 (2年4ヶ月の動的治療の結果)

お口元の写真
上の唇の突出は大きくされました。オトガイの形も変化しました!
ガミースマイルも大きく改善されtでしょう?!
抜歯と上顎前歯の圧下が成功した結果ですね。
すごく綺麗になられましたね(私の主観です)。

 
お口の中の写真
上下歯列とも治療はうまくできました。
前歯の咬み合わせは良好に浅く改善されました。
上顎前歯の裏側に細い金属線が入っています。これはリテーナーといって、歯を固定して動かないようにしておく装置です。裏側から接着剤でとめてあります。下顎にも使います。写真を撮影する順番でたまたま写っていないだけです。

上顎の奥歯と下顎の奥歯は理想咬合とは違いますが、正常の咬合の一つです。
一咬頭(小臼歯の一山分)上顎が前にかみ込むように作り上げられています。
”Full ClassU級大臼歯関係” といいます。上顎前突症の上顎だけの抜歯する治療では、目標とされる咬合様式です。
奥歯を治せば、このように前歯は自然に正常になるのです。

評価
上顎前歯は、3〜4mmほど圧下できているはずです。
私の治療では、ガミースマイルの改善を目標とするときには3mmを一つの目標にしています。
3mmというのは患者様自身が改善を体感できる数字だからです。
可能であれば2-12のようにっと圧下できるケースもでてきます。

治療療期間が2年4か月。
しかし、上顎圧下という困難な治療にチャレンジした内容としては余りある治療結果と考えます。

実は、従来型の治療では上顎前歯の圧下というのはほとんどできない内容で、今回の治療結果は夢のような目標でした。
ところが、矯正用アンカースクリュー(ミニスクリュー、TAD、矯正用インプラントのこと)の出現が矯正の治療内容を一変させました。夢が夢でなく、実現できる治療目標にできるようになりました!
あなたも当院までお越しください!

横顔の改善が得られた治療です。
どなたもこうなれる可能性があります。
あきらめないでお越しください!

●ここまでの治療費(消費税含む、令和元年5月1日現在)
検査料5.8万円
矯正料69万円
再診料3800円x28回

この治療で生じる可能性があるリスク説明
◆すべての治療が計画通りに行くとは限りません。努力しても目標に到達できないこともあります。
◆上記の治療期間はおおよその目安で、治療内容によれば更に時間が必要なこともあります。
◆装置に慣れるまでお口の内側が痛いことがあります。
◆歯の移動時には痛みが伴うことがあります。
◆治療中にはしっかりと歯と歯ぐきの清掃をしないと虫歯や歯周病ができることがあります。
◆口腔衛生管理はあなたの自己責任でしっかりと行ってください。
◆症例によっては、歯ぐきが退縮することがあります。
◆症例によっては、歯根吸収が生じる場合があります。
◆症例によっては、歯髄壊死が生じる場合があります。

◆症例によっては、歯を失う場合があります。
◆症例によっては、歯が破接する場合があります。

◆症例によっては、歯の表層のエナメル質に元からあるクラック(ひび)が目立つことがあります。
◆人工物が装着されている歯は、傷ついたり破折したりすることがあります。

◆人工物が装着されている歯は、人工物と歯の継ぎ目が目立つことがあります。
◆人工物が装着されている歯は、矯正治療後に作り直さないといけないことがあります。

◆関節の状況が元々よくない人は、顎関節症が発症することがあります。
◆動的処置後に装置を撤去しますが、必ず歯は少し動いたり隙間があいたりすることがあります。
 これをできるだけ最小限にとどめるために保定処置は重要です。 2年間は必ず通院してください。
矯正用アンカースクリュー(矯正用インプラント)を複数本数使用する可能性があります。
◆矯正治療後に第三大臼歯を(親知らず)を抜歯しないと思わぬ悪い結果につながることがあります。
◆治療は長期になります。 将来、その他不測の事柄が現れることもあります。
◆ストリッピング、カウンタリングといって歯と歯の間や歯の先端の形を整えるために削ることがあります。
◆装置の作製、撤去には長い時間が必要です。 あなたのご協力をお願いします。

◆治療の予約時間は、混雑時には常にご希望のとおりにできないことがあります。
◆できるだけ毎回説明を含めながら治療をすすめますが、お口の状態は毎回変化しますので、  説明内容や治療手順は前回の説明と細かな点で異なることもあります。
◆矯正料はご予定の期日までに郵便振込でお支払い下さい。お支払方法は治療の進行に従って分割でお支払いください。
◆矯正料のお支払いが予定期日より大きく遅れますと、治療を継続できなくなることがあります。
◆虫歯の検診や治療費および抜歯等の外科的処置は上記の矯正費用に含まれていません。
矯正用アンカースクリュー(矯正用インプラント)の費用はすべて含まれています。
白いワイヤーのご使用は、一回あたり追加費用1500円が必要です。ただし、治療段階によってご使用いただけないことがあります。
◆治療に必要な歯ブラシはご購入いただきます。
◆あなたの結婚式等の自己都合で装置を撤去ご希望の場合、5000/歯の別の費用が必要です。
◆上あご前歯にはセラミック製装置を使用します。
◆下あご前歯には金属製装置を使用します。セラミック製装置を使用すると上あご前歯の先が欠けてしまうことがあるからです。それでもセラミック製装置を使用して生じる問題については患者様の自己責任となります。
 セラミック製装置から金属装置への交換は、5000/歯の費用が必要です。
◆矯正装置を紛失または破損されますと、再診料に加えて別途費用(材料費等)が発生します。(1000-20000)
◆領収書は再発行しておりませんので大切に保管しましょう。
◆再診料は将来改訂されることがありますのでご了解ください。
◆当院では、治療内容や結果を学会等で学術的な目的に使用する場合があります。

 


   

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●サイトの作製責任者 院長 好田春樹  歯学博士 
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