好田矯正歯科/症例(治療例)

 
 

  


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 上顎前突症
 (その13)

上顎前突症の13番目の症例をご紹介します。
25歳 成人女性 普通によくあるガミースマイルを伴った
上顎前突症例です。 上下顎2本ずつ4本抜歯で治療した例です。

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治療前 

25歳 成人女性
この方は、上の唇が出ていることをすごく気にされています。
笑ったときに上顎の歯ぐきが目立つこと(ガミースマイル)も気にされています。 

お口元の写真

上の唇がかなり出ていますねえ。おまけに、形も厚みがあって変ですねえ。
上顎前歯の先端に上唇が引っかかるようになっているのでしょう。
オトガイの形もよい状況ではないですねえ。他のケースで何度も触れていますが、オトガイ筋という筋肉が緊張しています。上下前歯が前突していると唇が閉じにくくなります。無理をして閉じると写真のようにオトガイの形が崩れてしまうのです。
これも、矯正と関係があるのです。矯正歯科治療で改善させることができるんです。
笑ったお顔では、歯ぐきが少し露出しますね。めちゃくちゃ露出してるわけではありませんが、改善したほうがいいでしょう。

 
お口の中の写真 
上下歯列ともに叢生(でこぼこのこと)があります。上顎は軽度。下顎は中程度。
下顎前歯が上に伸び上がってます。前歯の咬み合わせが深くて、下顎前歯半分が見えない状況です。
これを過蓋咬合(かがいこうごう)といいます。程度は中程度でしょう。

上顎前歯は前突しています。唇側傾斜といいます。上顎前歯の根っこの部分は逆に後側にあります。
こういう前歯の傾斜を持つ ”出っ歯” は典型的なものです。比較的易しく治すことができます。
上顎前歯の前突を改善すると、この程度のガミースマイルは治ることが多いです。

奥歯の上下のかみ合わせ関係を見ると、上顎の奥歯が下顎の奥歯よりも少し(2-3mm)前にある関係です。
軽度ですが”U級大臼歯関係” と呼びます。

上顎前歯が前突している典型的な”上顎前突症”または”出っ歯”に分類される不正咬合です。

診断 
前歯の過蓋咬合と叢生を伴う上顎前突症

治療方針
上顎前歯の傾斜を正しくします。前歯は内側に傾斜させて後退させます。上顎前歯の根っこの位置も後退できれば、歯
 ぐきの位置もへっ込みます。
 このためには空隙が必要です。上顎小臼歯を2本抜歯して空隙を作ります。

下顎前歯には叢生があります。また、下顎前歯を骨にめり込ませて、咬み合わせを浅くしてゆきます。
 このためには空隙が必要です。下顎小臼歯を2本抜歯して空隙を作ります。

上顎大臼歯(奥歯)の位置の維持
 上顎前歯を後退させるのがこの治療の主な目的です。
 ところが、上顎前歯を後退させるときには上顎大臼歯が前に来ることが多いのです。大臼歯が前にくると前歯の後退量 
 が減ってしまいます。これは質の低い治療になります。せっかく抜歯しても、前歯の後退量が少なくなってしまうからです。
 矯正用アンカースクリュー(TAD、矯正用インプラントのこと)の出現で可能になりました。

 

治療中

上記の治療方針のを同時に進めています。
上顎前歯を後退させながら、骨にめり込むように動かせています。
下顎前歯を骨にめりこませるように動かせています。
治療中
上顎に矯正用アンカースクリューを使っています。
左右で使い方が違いますが目的は全く同じです。
本来は、向かって左側の使い方を基本としています。しかし、右側は矯正用アンカースクリューが脱落してしまったので、違うところに入れなおしているのです。
これによって、
上顎大臼歯が前に来ることを防いでいます。
こういう使い方が当院の普通の使い方です。

昔のこういうものがなかった時代に比較して、うんと治療結果が良くなっています。

 

 

治療後 (3年3ヶ月の動的治療の結果)

お口元の写真
上の唇の突出は大きくされました。オトガイの形も激変です!
ガミースマイルもついでに改善されました!
抜歯の治療結果がいかんなく発揮された治療例です。
すごく綺麗になられましたね。

 
お口の中の写真
上下歯列ともにきれに配列できました。
前歯の咬み合わせはうんと浅くに改善されました。
上下前歯の傾斜は正しくなりました。
上顎前歯の裏側に細い金属線が入っています。これはリテーナーといって、歯を固定して動かないようにしておく装置です。裏側から接着剤でとめてあります。下顎にも使います。写真を撮影する順番でたまたま写っていないだけです。

上顎の奥歯と下顎の奥歯は正常になって、”T級大臼歯関係” となりました。
奥歯を治せば、このように前歯は自然に正常になるのです。

評価
上顎前歯は、7〜10mmほど後退しているはずです。
治療期間が3年3か月と典型的なケースの割には長い目です。しかし、十分かそれ以上のあまりある治療結果と考えます。
素晴らしい横顔の変化が得られた良質な治療です。どなたも ”こうなりたい” とお思いでしょう。

 


   

好田矯正歯科   茨木市駅前1-2-24  TEL 072-620-6048  

   

●サイトの作製責任者 院長 好田春樹  歯学博士 日本矯正歯科学会認定医 日本矯正歯科学会専門医  
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