好田矯正歯科/症例(治療例)

 
 

  

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 叢生症例
 (その3)

叢生症例の3番目の症例をご紹介します。
犬歯の位置異常がめだった症例です。  抜歯によって良好な結果が得られました。
治療後5年5ヶ月経過しましたが良好に推移しています。

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好田矯正歯科 大阪府茨木市駅前1-2-24  TEL 072-620-6048

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治療前 

30歳 成人女性 
患者さんのご希望は歯の凸凹を治したい、ということです。 うーん、かなりきてますですね。 上下とも左がわ(向かって右がわ)の犬歯2本の位置異常が目立ちますね。 このような犬歯の状態を”低位唇側転移”といいます。 簡単に言えば”八重歯”という表現がそっくりあてはまりますが、これを”かわいい”と思っている人がいまだにたくさんおられます。 困ったことです。 さて、この方小さなお子様がおられるのにかかわらず、ご遠方より通っていただき、しかも大へんまじめで治療に理解のある患者さんでした。
 

お口元の写真
特にひどいというわけではありませんがやや骨格性下顎前突症(受け口)の傾向がうかがわれます。 ほっぺたの前へのふくらみが少なく(正常であれば英文字の”D”のように前へふくらむ)、ペタンとしています。 これをストレートタイプの側貌といいます。

 
 
  お口の中の写真 
先に述べたように上下の左側(むかって右側)犬歯2本が低位唇側転移し、上の左側の側切歯(2本目の前歯のこと)が内側に入り込み(舌側転移という)、下の前歯と反対にかんでいます。 上の右側(向かって左側)側切歯(2本目の前歯)も内側に向かって生えています。 いずれも、骨の幅(大きさ)に対して、生えている歯の大きさが大きすぎることが原因です。

上から見た写真をご覧ください。 歯が凸凹しているのがよくわかりますね。 正面から見るよりもわかりやすいと思って、上下の全体の写真を入れてみました(重くなって申し訳ないですが・・・。)。 歯の裏側を見ると、茶色く色素が沈着しています。 おそらく、歯ブラシが行き届いていないのでしょう。 これだけ凸凹にならんでいると、歯ブラシをいくら一生懸命努力しても限界があります。 だから、このままの状態を続けると将来、歯ブラシ不足の場所から歯肉炎(はぐきが赤く腫れて出血する)や歯周病(歯肉炎が更に進行し歯の周囲の骨が破壊される)を引き起こす原因となってしまいます。 この病気を予防するためには、矯正治療はとても有効な手段です。
 
先ほど、この方骨格性下顎前突症(受け口)の傾向がうかがえると申し上げました。 あれ、前歯は”受け口”じゃないのに? 不思議だな? とお思いでしょう。 上あごの歯列に比較して下あごの歯列が広く並んでいます。 上あごの歯列の横幅が狭いことが原因のひとつです。 この様なことはまま見受けられることで、治療を難しくするひとつになる場合があります。 

 
診断と治療方針
症例の分類は叢生症例という分類で、骨格的には下顎前突症の傾向を持ちます。 上下顎左右側第一小臼歯4本を抜歯して、エッジワイズ装置によって治療を行いました。 上顎の歯列を広げ、下顎の歯列を狭くしました。



 
 



 

治療後

治療期間 2年1ヶ月

動的治療は、時間を十分にかけて細かく治療を行った結果のわりには短くできました。

お口元の写真
 
大きな変化はないようです。 やや肥えられたかもしれません(おっと、これは禁句・・・。)。
 
 

お口の中の写真
上下前歯の状態はたいへん良くなりましたね。
 皆様いかがですか? 見た目にも、咬合機能からみても完璧です。 
 歯の裏側の茶色く沈着した色素も取れてきているように見えます。 きっと、この方の歯ブラシが効果を上げているためと考えられます。 下あごの着色はほとんどなくなりました。 先にこの方はまじめな患者さんだと述べましたが、私の言うアドバイスをよく聞いていただき、歯ブラシの努力をして下さいました。 このようなまじめな患者さんにはこちらも努力を惜しみません。


この程度の仕上がりの良さの割には、治療期間は短い目です。 細かい部分まで時間をかけて処置を重ねることができました。 
  成人の矯正治療では、患者さんのニーズに合わせた治療が必要です。  この方は治療期間よりも治療内容を重視されたので、その方向に沿って治療をさせていただきました。 
治療にたいへん協力的で、治療内容への理解も深かったですね。 この様な望みをお持ちの方には私は自分の技術、知識、経験を出し惜しむことは一切しないことにしています。 これも私のコンセプトのひとつです。 



 


 

経過5年5ヶ月後

5年5ヶ月後です

装置を撤去後5年5ヶ月です。
現在も保定が行われています。


お口元の写真 

いやー、いつまでも若々しいですね!
お年を取られた感じが全くしないですね。
 


お口の中の写真

歯列の状態は良好に推移しています。
元々、叢生がありましたので時間がたつと再び叢生が戻ってくることがありますが、この症例は全くその傾向が見られません。
歯の裏側の清掃も抜群です!
歯列が整えば、清掃はやりやすくなります。


ご本人がまじめで、リテナー(保定装置)をしっかりと使用していただきます。 週に数回ですが夜のみのご使用をしていただいています。 良い結果が維持されています。
まじめな方には、必ず幸運が訪れるのです!


残念な点もあります。(右上
上下前歯の中心が少しくるってきています。 治療開始時もくるっていましたが、その方向に戻っています。

この理由を考えます。
左右の奥歯の咬合状態をご覧下さい。(右中下
治療終了時よりも上下の奥歯がしっかりと咬み込んできていると見られます。 このこと自体はとても推奨されるべきことです。 
しかし、その咬み込みの量が左右で少し異なったため、左右のずれが発生したものと推測されます。

評価
100点満点中95点でしょうか・・・。
前歯の中心のずれがなければ満点でした。
しかし、5年を越えてここまで治療結果が維持されるのはすごいことなんですよ。



 



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●サイトの作製責任者 院長 好田春樹  歯学博士 日本矯正歯科学会認定医 日本矯正歯科学会専門医
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